日々是好日
365日の気づきメモ哲学
2024.11.23
何の為に就職活動をしてまで働くのか。
多くの人が生活するにはお金が必要だから働くなんだろう。
私は大学4年になっても就職は正直考えていなかった。
実家が水道屋と言うのもあり、当たり前のようにそこで働き、当たり前のように跡を取り、
当たり前のように3代目社長になるものだと考えていた。
ただ周りが必死に就活する姿を見て自分もスーツ着てみたいと思った。
そんなふざけた動機で就活の真似事をしていた。
両親、特に母親は私が就活する事に反対していた。
だから選ぶ職種は建築関係にした。
それは万が一建築関係で就職したとしても、母親にわかりやすい職種で褒めてもらいやすいと思ったからだ。
積水ハウス、大和ハウスは内定を貰った。
ヘーベルは最終面接前に辞退した。
一条工務店とミサワは一次面接が通らなかったと思う。
もしあの時就活しないで実家の水道屋で働いていたら、
積水ハウスを選ばなかったら、妻とは出会っていない。
そしたら娘は生まれなかった、
今のSAIZは創業しなかった、今の仲間には出会えなかった。
そう思うと私の人生の選択は全て正しかったんだと思う。
何故就職して社会で仕事をするのか…
私なりの答えは人生の分岐点にベストを選んだと自信を持って言える人になる為。
そんな経験がきっとどの会社でもあるはず。
ただそこで全力を出して生きているかどうかだ。
次女がちょうど就活をしている。
だから彼女にもこんな話をした。
なあやが何処で働いても応援するよと。
きっと第一志望がベストなんかじゃない。
必要としてくれる会社はきっとあるし、なあやが何処で咲くかは自分次第。
日があたらなければ日の当たる場所を自分で選ぶ事。
水が足らなければもっと欲しいと自ら求める事。
人生に後悔なんて1ミリもしちゃだめだよと。
親として今の一瞬を大切に全力で生きて欲しいと強く願っている。