日々是好日
365日の気づきメモ独り言
2024.01.30
戦後に祖父清光が水道屋を創業した。
祖父清光は7人兄弟の長男で、弟達を養う為に学校も行けず働いていた苦労人だ。
祖父は私の人格形成に1番の影響を与えてくれた人だ。
私も何の迷いもなく、鈴木水道を継ぐ者にならなければと思っていた。
職人気質な、勝ち気な性格も祖父と瓜二つだと家族にも親族にも言われた。
祖父と似ていると言われる事が嬉しくて、食べ方や話し方も真似していた。
自分は営業職、(今は設計も含めて総合職だが)が歴としては長い。
しかし根底にある考え方や心の癖は職人だ。
こだわる、変な所で折れたくない、曲げたくない…
そんな昭和な職人魂的なものが心の奥底にしまってある。
だから平和的解決が早いと分かっていても、職人の変な所で折れたくないが
出てしまう。昔はかなり酷かった。
祖父や父が毎日泥だらけで仕事をしているのを見てきた。
浄化槽工事等は糞尿まみれになっていた。
そうやって働いて家族を養い、そして私を育ててくれた。
だから私から職人に、ついでだからと時間も労力もかかるタダ仕事はさせたくない。
それが私のポリシーであり、祖父や父へ対して、そして職人に対しての敬意だと思っている。
それを理解してもらいたいが強すぎるかもだが、職人の息子が私のルーツだからそれはしかたないと私は曲げない。