今日お客さんと打合せを現地で行っていた時に、

お向かいの奥さんが丁度帰ってみえた。

お久しぶりです。何かあったら言ってくださいねーと、

挨拶をすると、とても好評です！と満面の笑顔で返していただけた。

たまたま打合せのお客さんの前が私が数年前に担当したお客さん宅だった。

門柱の位置やタイルの品番と当時の記憶が蘇ってきた。

そう言えばこのタイルが感じ良かったから、他のお客さんにもこの品番を勧めたなぁと。

記憶は直ぐに薄らいで行く方だが、お客さんの顔、声、そして図面を見ると当時の

打合せや誰が施工して、その時こんな事があったと思い出していく。

先日も16年前、まだ私が創業して1人でやっていた時のお客さんから電話をいただいた。

携帯番号が変えていたので、私に連絡とるためあらゆる人に聞いたらしい。

会社名をググったらでるじゃんと、話すと、確かにと笑ってみえた。

奥さんの声を聞いて当時のプランや場所も思い出す。

デザインは私にとって記憶の一部みたいなもの。

自ら生み出したものだからこそ、そのデザインに記憶を付与している。

まだまだ現役であと5年？いや3年？は営業もやると思う。

街を走れば自分の分身が4500件以上。

これからもデザインに私の想いと記憶を残していく。